四校連携講座「地域創生学」1日目

6月25日(日)

四校連携講座「地域創生学」の第1日目が行われました。
この講座は、市内公立高校四校の生徒達が、地域の抱える課題を取り上げ、その解決に向けて行動できる様々な力を育てることを目的にして今年度から始まったものです。
初回の主管校は本校で、受講生は本校の6名を含む20名です。受講生達は、5日間の講座の中で地域の課題について知識を深め、調べ、掘り下げるためフィールドワークを行い、その成果を「ディスカッションドラマの創作と上演」という形で発表するという活動を行います。
第1日目の会場は津山高校。午前中は開講式に引き続き、劇作家・演出家で演劇教育・コミュニケーション教育の専門家でもある平田オリザ先生の、基調講演「大人は都合よく『学力』という言葉を使う」と、演劇ワークショップが行われました。
受講生達は、平田先生の話に熱心に耳を傾け前向きにワークショップに取り組むことで、先生からのメッセージを全身で受け止めていました。

午後からは、津山市の現状と課題、地方創生の取組について、津山市総合企画部地域創生戦略室長の山田様のお話を伺った後、四国学院大学准教授の西村和宏先生による指導がありました。
西村先生は、ディスカッションドラマ創作・上演に向けて5日間を通して指導してくださる演劇の専門家です。今日の活動は、あらかじめ決められていた3つのドラマ創作グループ毎に、先生の出したお題や条件のもと短い「劇」を作ること。受講生達は、初対面とは思えないほど打ち解けて楽しみながら取り組みました。そして、いよいよ課題の発表です。「国からもらえる特別予算で、①観光、②産業、③医療・福祉、④教育・文化の4つのうち、どの『戦略』で津山の地域活性化に取り組むかをテーマにした公開討論会」というかなりハードな内容を、いかにドラマにまとめ上げて観る人を引きつけるか―先ほどの劇作りは、そのコツの一端だったことが明かされます。「なるほど…」「納得!!」といった表情の受講生達、これからの講座に期待が膨らんでいるようでした。
講座の残りの4日間は、8月1日から4日まで連続して開講します。1日半かけて①~④の分野毎のフィールドワークを行い、ディスカッションドラマ創作に一日半、そして最終日に3本のドラマを上演する予定です。
四校生徒が力を合わせて取り組む「地域創生学」が生み出すドラマは、どんな筋書きなのか、果たして結末は…胸が高鳴ります!!

  

 

 

 

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