卒業式から１週間。ふと３年４組の教室に入ってみました。もうこの教室に３８名が登校することはないのだ、と寂しいような哀しいような、でもほっとしたような気持ちでいっぱいです。朝教室へ行くと、「健康観察入力していない人は入力してください」、朝の挨拶のあとは「う～ん元気ないな」、などといったお決まりのことも、今では懐かしい思い出です。
みなさんが入学してから卒業するまで、あっという間の３年間でした。この学年は、いろいろな活動がコロナによって制限される中、それでも「今できること」を精いっぱい前を向いて取り組んでくれました。また、４組のみなさんは周りをみて人のために行動できる人たちが多く、私自身いつも助けられていました。
卒業式前日まで「明日で卒業だ」という実感が湧かなかったのですが（というより、卒業のことを考えるとなぜか涙が出てくるので、できるだけ卒業のことを考えないようにしていました）。卒業式当日のみなさんの様子は、これから次の一歩を踏み出す一人の人間として、頼もしく思えました。
いろんなことがあると思いますが、それぞれ自分の未来に向けてしっかりと歩みを進めてください。ときには立ちどまったり、寄り道したりするかもしれません。周りで支えてくれている人への感謝の気持ちを大切にしながら、これから頑張ってください。みなさんの人生が豊かで幸せであるよう心より願っています。
