２学期始業式式辞（H25.8.23）
今年は特に、まだまだ厳しい残暑が残っていますが、昨日で夏休みも終わりました。皆さんは充実した一夏を過ごし、いろんな面で一段と成長したことと思います。
この夏休みに、自彊祭の練習に一生懸命頑張っていた人、部活動を頑張ってた人、そして補習に、就職試験の準備に、しっかり読書をした人など本当にそれぞれよく頑張っていたと思います。そして、今日このように、事件や事故に巻き込まれず、全校生徒のみなさんが揃って、新しい学期を迎えることができ、本当に嬉しく思います。
いよいよ今日から２学期のスタートです。勉強や部活動は勿論ですが、２学期のビッグイベントに「自彊祭」と「津商モール」があります。
この『自彊祭』という名称は、津山商業高校開校以来の道標であります『自彊』という教えからきています。
言葉の意味は、中国古代の儒教の一節で、「天行（てんこう）健ナリ 君子自ラ以（もっ）テ 彊（つと）メテ 息（や）マズ」という教えから生まれた教育理念です。
『自彊』の意味は、自然は片時も休まず、しかも永久変わらぬ規律をもって動いていることから、私たちも大自然の永久不変の規律に習って、努力することを休まず、常に自分を鍛えなくてはならないという意味です。イチローの4000本安打が今日の新聞に大きく出ていました。まさに、自彊の精神で、努力の結果だと思います。帰って今日の新聞を見てください。この自彊の言葉を意識して、2学期を過ごしてもらいと思います。
そして、心は『稲穂』です。今、田んぼの稲は、穂が黄金色に実ってき始め、穂がお辞儀をしているように見えます。「実るほど、頭（こうべ）を垂れる稲穂かな」。稲の穂のように、私たちも実り豊かな秋を迎えたいものです。「感謝」とか「ありがとうの言葉」「謙虚」などの言葉が思い浮かびます。
この２学期、勉強と学校行事と部活動、いつも自彊の言葉を胸に、２学期を頑張ってください。
9/4､9/5は自彊祭本番です。熱中症に十分気をつけて完全燃焼悔いなき青春で取り組んでください。（抜粋）
校門横の「自彊」の石碑 中庭の噴水「自彊の泉」
体育館横中庭の「自彊」の石碑 中庭の風景と「自彊の泉」